クリーニングニュース 2006年4月号 衆議院議員 山本 幸三 今をイキイキ生きていることが大事 「少しくらい書けないと」と最近書道を勉強し始めたという山本幸三先生。ダンスに 呼吸法に音楽鑑賞と実に多趣味で何事にも前向きに一生懸命取り組んでいらっしゃる印象を受けた。今回は山本先生にお話をうかがった。 ■世のため人のため 人が言うにには、僕は小学校3,4年生の頃から国会議員になると言ってたらしいんですね。ちょうどその頃、テレビ放送が始まり、国会の中継などを見て、「自分も国をリードするようなことをやってみたい」と思いましたし、叔父が元参議院の柳田桃太郎で、身近にそういう環境があったのも、国会議員を将来の夢と考えた一つの理由でしょう。 それから「世のため人のためになるような人間になりなさい」という母親の口癖が頭の中に残っていたというのもあったと思います。そういう人間になるためにどうしたらよいかを考えた結果、公的な立場にある役人になっていずれは、という気持ちでした。 大学卒業後は大蔵省に入省。30代半ばになったとき、「小さいときから追いかけてきた夢をやってみないで人生終わりを迎えたら後悔する」と妻の反対を押し切って選挙に出馬したのでした。 あの時、こんな大変な仕事だと知っていたら躊躇したでしょうね。 ■政治家としての使命 金融政策は、僕の専門分野です。しかし、政治家の使命とは何かということを考えたとき、「弱者の立場に立って仕事をする」というのが僕の一つの結論でした。経済を勉強していたからこそ思うのですが、市場原理というのは弱肉強食の世界ですからね、そこに政治が介入して弱者を助けることに意味があるのです。施設の視察を通じて、難病に苦しむ方や医療や介護の現場で休みなく働いている方々の実態を考えると、僕の政治家としてのライフワークは医療や年金、社会福祉分野にもっと精通していき少しでも役に立つようにできればと思っています。 ■今をイキイキ生きること 僕が大蔵省にいた頃、ちょうど映画のShall We ダンス?(シャル・ウィ・ダンス)が流行っていて、料理屋のおかみさんに社交ダンスを勧められたのです。タンゴをマスターしたくて毎日お昼休みに抜け出して1時間だけレッスンを受けました。結構運動量が多いんですよ。はじめのうちは足がガクガクして。でも体調も非常に良くなりますから是非やってみてください。1年後、発表会でタンゴを踊れたのはうれしかったですね。 40歳くらいになって、体力が落ちたと感じました。その時出会ったのが西野流呼吸法です。西野先生の「この世の真実は権力でもお金でもない。真実は一つで今を生きていることが大事」という言葉に共感し、どうせ生きるならイキイキと生きられるパワーを養わなくてはなりません。呼吸法で気を循環させるのが必要なのです。血液の循環はお医者さんが気にしてくれますけれど。 ■元気をくれる「色」 今日はピンクのネクタイをしていますが、元気をつける気がするので、ワイシャツでもネクタイでも明るい色が好きですね。地元では、比較的公的な場所へ顔を出す機会が多いので、白いワイシャツと失礼のないように控えめの色のネクタイを着るほうが多いですね。 出張先のアメリカのホテルのワイシャツの仕上げはあまり好きではないですね。それに比べて日本のクリーニングはレベルが高いと思います。特に議員宿舎に入っているクリーニング業者の方は、男所帯だからでしょうか、取れてしまったワイシャツのボタンをきちんと付け直しておいてくれるんですよ。これが一番ありがたいですね。 アイロンのかかったワイシャツは気分がシャキッとします。やっぱりクリーニングはありがたい存在ですね。 |